リアル5歳の日常 - 『よつばと!』あずまきよひこ
わたしは新聞の購読はしていないのですが、出勤途中の駅で時々、朝刊を買って行きます。だいたい朝日か日経でその時の気分でどちらかを選んで買っています。朝日は実家で取っていた新聞が朝日だったから惰性で、日経は社会人として大人として日経くらい読んでいないといけないのではないかという焦燥から買っています。
毎日更新を目標にしているこのブログですが、書くネタをどうしようか悩むことが多々あります。
そこで、その日に買った新聞の紙面から気になった記事をピックアップして感想やらを書いたら、ネタにも不自由しないのでは?とヒラメキました。
これからブログのネタに困ったときは、新聞からネタを拾っていきたいと思います。
今朝の新聞から気になった記事はというと…。
リアル5歳の日常 - 『よつばと!』あずまきよひこさん
朝日新聞より手塚治虫文化賞(朝日新聞社主催)の第20回受賞作が『鼻紙写楽』(一ノ関圭)と『よつばと!』(あずまきよひこ)の2作に決まったという記事をピックアップ。
以前と比べてすっかりマンガを読む量が減りましたが、そんなわたしが新刊を楽しみにしている数少ないマンガのひとつが『よつばと!』です。
『よつばと!』は、5歳の女の子「よつば」の日常を描いたマンガです。
よつばの毎日が1日1話のペースで(時に例外もあります)語られます。マンガの中の景色や食器、電気製品、自転車、靴などなど、すべてが細かに丁寧に描かれています。マンガ用にデフォルメされているのですが、ちゃんとその世界にある、たしかな存在感がある絵なんです。畳の目とかも細かに描写されていて、ぼーっと見ているだけでも飽きません。
わたしが好きなエピソードは、よつばととーちゃんがハンバーグをつくる話。
ただ、スーパーに行ってハンバーグの材料を買って帰ってハンバーグをつくる、ただそれだけなんですが、これが読んでて面白いんです。日常にあることを虫眼鏡で観るように丁寧に丁寧に描写していくだけで、こんなにワクワクするものになるなんて!
『よつばと!』を読んでいると「子どもの頃は、一日がゆっくりと過ぎていったなー」とか「なんにでも驚いていたな」とか、よつばの視点になって、自分のが子どもだった頃をあれこれ思い出します。子どもの頃って、朝はぱっちり目が覚めたし、寝るときは遊び疲れて知らないうちに寝てしまう、そんな日が多かった。朝起きるのが辛くて、寝るときはいろいろ考え事して寝れなくなったりする、今の自分とは真逆で笑ってしまいます。
作品のキャッチ・コピーは
「Today is always the most enjoyable day. いつでも今日が一番楽しい日」
今日は仕事のことで、ささくれだった気持ちになっていたのですが、『よつばと!』のことを考えていたら、元気な気持ちになりました。
最後にあずまきよひこさんの言葉をご紹介します。
1巻の帯に『いつでも今日が、いちばん楽しい日』とある通り、子供の1日1日を描いていきたい。『よつばと!』でやることは全部やったなと思えるまで続けますファンには嬉しい言葉ですね!