「世界一美しい映画」とトリュフォーは言った。-『サンライズ』

飯田橋のアンスティチュフランセ(旧日仏会館)で『サンライズ』(F.W.ムルナウ監督)を観てきました。

<あらすじ>
田舎に住む純朴な夫は都会から来た女にそそのかされて妻を殺そうとするが…。

この映画を観るのは2回目なのですが、前回に観たときは、途中で寝てしまって観ることができなかったシーンがあります。映画がつまらなくて寝てしまったのではなく、前日あまり寝てなくて、睡魔に勝てませんでした。

今回はしっかり全部のシーンを観るつもりでいたのすが…。やはり、途中で寝てしまいました。前回と同じく、えらい寝不足で観に行ってしまって、案の定、途中で舟をこいてしまいました。われながらアホですね。しかも、前回と同じあたりで寝てしまったので、前回観た分と合わせて脳内補完することもできません。トホホ。

2回も途中で寝ていたわたしが言っても説得力はないかもしれませんが、『サンライズ』は素晴らしいです。多くの映画監督がフェイバリットに挙げるだけのことはあります。


1927年のサイレント映画ですが、95分の中にサスペンス、ギャグ、ロマンス、スペクタルが詰まっていて、この頃、サイレント映画という様式は完成されていたのが伺えます。観ていてい退屈しません。

だったら、上映中寝るなよって話ですが。
すみません。3時間くらしか寝てなかったんです…。

主人公の妻役の女優さん(ジャネット・ゲイナー)が、ドリュー・バリモアに似ていて、ドリュー・バリモアってクラシックな映画スターの顔立ちをしてるんだなと思いました。さすが、芸能一家。

3度目の正直で次回観るときは、前日にしっかりと睡眠をとって今度こそ途中で眠らずに全編を鑑賞します。

【追記】



映画終盤でのジャネット・ゲイナーは神々しくて後光が射して見えるほどの美しさでした。