「世界一美しい映画」とトリュフォーは言った。-『サンライズ』
飯田橋のアンスティチュフランセ(旧日仏会館)で『サンライズ』(F.W.ムルナウ監督)を観てきました。
<あらすじ>
田舎に住む純朴な夫は都会から来た女にそそのかされて妻を殺そうとするが…。
この映画を観るのは2回目なのですが、前回に観たときは、途中で寝てしまって観ることができなかったシーンがあります。映画がつまらなくて寝てしまったのではなく、前日あまり寝てなくて、睡魔に勝てませんでした。
今回はしっかり全部のシーンを観るつもりでいたのすが…。やはり、途中で寝てしまいました。前回と同じく、えらい寝不足で観に行ってしまって、案の定、途中で舟をこいてしまいました。われながらアホですね。しかも、前回と同じあたりで寝てしまったので、前回観た分と合わせて脳内補完することもできません。トホホ。
2回も途中で寝ていたわたしが言っても説得力はないかもしれませんが、『サンライズ』は素晴らしいです。多くの映画監督がフェイバリットに挙げるだけのことはあります。
ジム・ジャームッシュのオールタイムベスト(2002)
— 映画ベストテンbot (@Cinema_Best10) 2016年4月10日
・アタランタ号(仏)
・東京物語(日)
・夜の人々(米)
・賭博師ボブ(仏)
・サンライズ(米)
・キートンのカメラマン(米)
・少女ムシェット(仏)
・七人の侍(日)
・散り行く花(米)
・無防備都市(伊)
アキ・カウリスマキのオールタイムベスト(2012)
— 映画ベストテンbot (@Cinema_Best10) 2016年4月7日
・黄金時代(西)
・アタランタ号(仏)
・自転車泥棒(伊)
・素晴らしき放浪者(仏)
・黄金狂時代(米)
・ぼくの伯父さん(仏)
・極北の怪異(極北のナヌーク)(米)
・サンライズ(米)
・東京物語(日)
・Z(仏・アルジェリア
ジャック・リヴェットのオールタイムベスト(1962)
— 映画ベストテンbot (@Cinema_Best10) 2016年4月7日
・西鶴一代女(日)
・ドイツ零年(伊)
・スージーの真心(米)
・サンライズ(米)
・河(仏)
・イワン雷帝(ソ)
・アタランタ号
・怒りの日(デンマーク)
・殺人狂時代(米)
・アーカディン/秘密調査報告書(西・仏・スイス)
1927年のサイレント映画ですが、95分の中にサスペンス、ギャグ、ロマンス、スペクタルが詰まっていて、この頃、サイレント映画という様式は完成されていたのが伺えます。観ていてい退屈しません。
だったら、上映中寝るなよって話ですが。
すみません。3時間くらしか寝てなかったんです…。
主人公の妻役の女優さん(ジャネット・ゲイナー)が、ドリュー・バリモアに似ていて、ドリュー・バリモアってクラシックな映画スターの顔立ちをしてるんだなと思いました。さすが、芸能一家。
3度目の正直で次回観るときは、前日にしっかりと睡眠をとって今度こそ途中で眠らずに全編を鑑賞します。
【追記】
とりあえず、『サンライズ』でジャネット・ゲイナーがいかに「可愛い」かを布教できた。ずっと髪を下ろさないのは、やはり最後に下ろしたときの破壊力のためか。授業ではあと『第七天国』と『幸運の星』をやります。 pic.twitter.com/iadOILpEOh
— 大久保清朗 Kiyoaki Okubo (@kiyoakiokubo) 2016年4月23日
映画終盤でのジャネット・ゲイナーは神々しくて後光が射して見えるほどの美しさでした。