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『東京どこに住む?  住所格差と人生格差 』(朝日新書) 速水健朗(著) - 人間にとっての自然って何だろう?

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『東京どこに住む? 住所格差と人生格差』(朝日新書) 速水健朗(著)を読みました。帯の「かつては西高東低、今は逆!」のコピーに惹かれて購入した本です。
 
上京以来、ずっと東京の西側に住んでいますが、東京の東側への興味は常にあります。特にアパートの更新が近づくと谷根千と呼ばれる地域への引っ越をあれこれ頭の中でシミュレーションすることもしばしばです。しかし、なかなか住み慣れてもいる今の環境からの引っ越を決断するところまでは至りません。本書の中でも日本人は引っ越すのが苦手と指摘されてますが、わたしにもそのまま当てはまります。
 
第3章「東京住民のそれぞれの引っ越理由」で取り上げられる事例は著者の身近な人を主に取材している為か、出版関係やITメディア関係の職業の人に偏っていて、本書の主張を裏付けるのには弱いですが、都市集中型の暮らしの方が自然環境への負荷は小さいなど、今まで田舎暮らしの方がエコだと思っていたわたしには、常識がひっくり返る箇所がいくつもあって、読んでいて刺激的でした。
 
「次に引っ越すならどのあたりにしよう?」だとか「人間にとっての自然って何だろう?」とか住むことを通していろいろな方向へ考えのきっかけを与えてくれる本です。