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『新・目白雑録』(金井美恵子)

読書
GW後半に読んだ本。
 
2002年から朝日新聞出版のPR誌『一冊の本』に連載の金井美恵子のコラムをまとめた「目白雑録」の最新刊にして最終刊。この前に出ていた目白雑録の単行本の書名が『目白雑録5 小さいもの、大きいこと』で、本書の書名は『新・目白雑録 もっと小さいこと』。
 
本文中に
 
些細なことを重大事のように書くわたしの文章
 
という言葉が出てくるが、今回も重箱のすみ(というエッセイ集も出してた)をつつきまわしてくれて、読んでいて愉しい。今回取り上げているのは、DJポリス(ありましたね…)、佐村河内守、森村泰昌、etc…。
 
「忘れっぽさについて」と題された章があるけど、金井美恵子のこの連載コラムを読んでて感じるのは、自身の忘れっぽさとそれ故に同じことを繰り返してしまう進歩のなさ。だから「構造はやはり何も変わらない」(という章もある)のでしょうか。
 
これまで朝日新聞出版から出ていた「目白雑録」だけど、最終刊である本書は平凡社から出版されている。「まだ、とても書き足りない」と特別書き下ろしも掲載されてることだし、読者としてもまだまだ金井美恵子のコラムを読み足りないので、どこかで連載復活してほしい。